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藤原 雄
１９３２年、陶芸家 藤原 啓の長男として岡山県備前市に生まれる。
５１年、明治大学文学部日本文学科に進学。
５５年、みすず書房に就職。
同年9月に父親の看病の為に休職し帰郷。
小山富士夫に備前焼を勧められ父に師事し技法を学びはじめる。
５８年、日本伝統工芸展に初入選。長男・和、誕生。
６１年、日本工芸会正会員に認定。
６４年、アメリカ現代陶芸美術館やカナダのポイントクレーヤーでは海外初の個展を開催。
同年以降、アメリカ、カナダ、メキシコ、スペインの大学などで備前焼についての講義をたびたび行う。
６５年、棟方志功と共にアメリカ・ダートマス大学の客員教授を務める。
以後国内外で多くの作品を発表しその評価が高まってゆく。
後にメトロポリタン美術館や大英博物館にも作品が収蔵される。
８５年、紺綬褒章受章。
８８年、社団法人日本工芸会理事に就任。
同年、日本人として初めて韓国国立現代美術館にて「備前一千年、そして今、藤原雄の世界展」を開催。
９１年、「焼き締め陶公募展」開催。実行委員長を務める。
９６年 、重要無形文化財「備前焼」保持者に認定。２代に亘り人間国宝となる。
２００１年 多臓器不全のため69歳で逝去。
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